5つの基本的欲求とは?【選択理論】
こんばんは!ショウです。
久しぶりの投稿になります。今回もブログを読みに来て頂きありがとうございます。今日は【5つの基本的欲求】についてです。
「欲求コントロール」というのは僕はダイエットの鍵になると考えているんです。欲求とは何かというと、人の行動を駆り立て、それを方向づける内的な動因、すなわち、何ものかをほしがり求めることをいいます。
欲求というと、真っ先に思いつくのは「三大欲求」のことではないでしょうか。
食欲・性欲・睡眠欲この3つの本質的欲求を満たすことももちろん大事なのですが、今回はまた違うアプローチで書いていくことにします。今回は、人間の動機付けの先天的な要素である【5つの基本的欲求】について解説していきます。
アメリカ人の精神科医であるウィリアム・グラッサー博士が提唱した選択理論心理学では、「人間は遺伝子に組み込まれた【5つの基本的欲求】を満たすために行動している」と説明しています。
基本的欲求は以下の5つです。
- 愛・所属の欲求
- 力の欲求
- 自由の欲求
- 楽しみの欲求
- 生存の欲求
人間の生まれてから死ぬまでの全ての行動は、この【5つの基本的欲求】によって動機づけられていると言われています。この基本的欲求を満たすために、人間は内側から行動に駆り立てられます。ただし、これは人によって満たし方と強弱は異なります。ここがポイントなのです。 なので、あなたがどの欲求を満たすことを重視していて、どうすれば満たされるのかを知ることが必要になってきます。
愛・所属の欲求
これは「自分以外の誰かとの関わりの中で満たされていく欲求」です。なので、誰かと協力してでなければ満たすことができません。人との協力が必要になるので、5つの基本的欲求のなかで最も満たすことが難しいものであるといわれています。
- 人を愛したい
- 人からも愛されたい
- あの人と一緒に過ごしたい
- あの人と話したい
- あの人になにかをしてあげたい
- 仲間が欲しい
こんな思いになるのも、愛・所属の欲求を満たしたいからこそであったりします。誰かと仲良く一緒に過ごしたり、話したり、協力したりすることによってこの欲求は満たされていきます。
ちなみに、ここ「愛」と「所属」というのは、全く同じではなく、関係に求める「深さ」と「広さ」言い換えてもいいものです。人によっては、多くの人と仲良くすることは求めていないけれども、自分にとって大切な特定の人との関係の深さを求める人がいます。そういう人は「愛」の欲求が高いといえます。
あるいは、一人ひとりとは深い関係になる必要はないけれども、なんらかの組織に所属したり、特定のグループの一員であるということで満たされるという人がいます。そういう人は「所属」の欲求が高いといえます。
力の欲求
こちらは自己価値に大きく関わる欲求です。
- 認められたい
- 評価されたい
- 達成したい
- 貢献したい
- 諦めたくない
- 人よりも優位に立ちたい
- 競争に勝ちたい
- 思い通りにやりたい
- 人を従わせたい
- 自分を正当化したい
これは、他の動物にはなく、人間独特の欲求です。力の欲求は、自分の価値を感じることができる行動に、その人を駆り立てます。「誰かの役に立ちたい」って思う気持ちは大事です。
自由の欲求
この欲求は
- 他人の支配から逃れたい
- 自分の意志で選択し、決定したい
- 自由に行動したい
といった自己決定、自己選択によって満たされていきます。力の欲求は、自分の思い通りに他人をコントロールしようとするものであるのに対して、自由の欲求は、それから逃れようとするという相矛盾するものであるともいえます。
楽しみの欲求
この欲求のプロフィールが高い人は、好奇心旺盛で、
- なにかを学んだり
- 遊んだり
- 笑ったり
することが大好きです。新しいことに挑戦し、よく学ぶので、成長していくことが得意であるともいえます。
生存の欲求
最後に、生命維持に関する欲求が生存の欲求です。代表的なのは
- 食欲
- 睡眠欲
- 性欲
といったものです。最初にあげたいわゆる3大欲求がこれにあたります。ほかの4つの欲求が心理的な欲求であるのに対して、この生存の欲求だけは、身体的なものです。危険なことを特に嫌がる人は、生存の欲求が高いということができます。
〜まとめ〜
この”基本的欲求”は遺伝子に刻まれた人間の初期設定であるので、先天的で変わることがありません。5つの基本的欲求のうち、どのプロフィールが高いのか、低いのかということを意識することによって、自分がどのように満たされるのかを理解していくことができます。
ある人にとっては嬉しいことでも、ある人にとっては絶対にしたくないことがあったりします。それは、この基本的欲求のプロフィールの違いから生まれるものです。
自分ではどの欲求が高く、どの欲求が低いのかを是非考えてみてください。常に何らかの欲求を満たすために私たちは行動しているわけですが、自分の欲求をより満たしていく行動が意識できるようになれば、きっと今よりもっと幸せに生きていくことができるはずです。
今回の投稿は以上になります。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
次回の投稿も楽しみにしてくださいね^^