糖質制限ダイエットガイド【基本書②なぜ糖質摂取過多がいけないのか?】
こんにちは!ハルキです。
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。
今回はこちらの記事の続きです^^
【糖質制限ダイエット】の話の続きを書いていきます。
そもそもなぜ糖質摂取過多になるといけないのでしょうか?
今回はそんな話をしていきたいです。
そもそも糖質とはなにか??
糖質とは炭水化物から食物繊維を除いたものです。
糖質と似た言葉で「糖類」というものがあります。「同じじゃないんですか?」って
思われがちですが、実は少し違うんです。
どちらもご飯やパンなどの主な栄養素である炭水化物のグループ。そして、
炭水化物は消化されやすさによって糖質と食物繊維に分かれます。
糖類は糖質の一部です。糖類と呼ばれるのは、単糖類(ブドウ糖、果糖など)と二糖類(砂糖、乳糖など)という単糖が2個つながったものがあります。
「糖類ゼロ」と表示している飲料は、これらの砂糖やぶどう糖などの糖類が
含まれていないということです。
糖類以外の糖質としては、多糖類や糖アルコールなど。ご飯やパンに含まれる
でんぷんも糖質です。体内に入るとブドウ糖になり血液中に入っていきます。
ではそんな糖質が身体にどのような影響を与えていくのかみていきましょう。
① 血糖値を上げる
糖質を摂取すると身体の中でブドウ糖(グルコース)に分解されます。
血液中のブドウ糖が増えていくと【血糖値】が上昇します。
血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度のことです。
食事をすることによって血糖値が上がり、しばらくすると戻ります。
要するに、1日で何度も変動する数値なのです。
▶空腹時血糖:胃に食べものがない状態の血糖値
空腹の状態でも血糖値がゼロになることはありません。
▶食後血糖:食後に上がる血糖値
◎変動が少ない血糖値→HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)
血液中にある余計な糖とヘモグロビンがくっついたもの。
赤血球に含まれるたんぱく質の⼀種です。
糖の使い道は主に2つで「細胞に運ばれる」か「血液中に留まる」になります。
細胞に運ばれた等は主にエネルギー源になるのですが、エネルギーを消費しないと、
そのまま脂肪になり蓄積されます。毎日の食事でインスリンを働かせすぎると
インスリンが機能しなくなり、糖を細胞へ運べなくなっていきます。
要するに血液中は糖だらけになってしまうのです。
糖が細胞に運ばれないので、身体も活動できなくなります。これが深刻になると
糖尿病になります。糖尿病の90%以上を占める2型糖尿病は、
糖質の過剰摂取がない限りほとんど起きません。食後の血糖値が高い人は、
糖尿病の予備軍の可能性がありますので注意が必要です。
血中に留まると体内のたんぱく質とくっついてしまう現象が起きます。
これは【糖化】といいます。このたんぱく質が変成したものは【AGEs】と
呼ばれていて、コラーゲンを破壊して肌のシミやしわを増やしたり、さらには
体調不良や様々な生活習慣病の温床にもなったりします。
たんぱく質が糖化すると、その弾力や活性を失って劣化するため、身体の老化は
一気に加速します。例えば血管で糖化が起きると、動脈硬化を
引き起こしてしまいかねません。また、肌のコラーゲンが糖化すると、張りや
弾力が失われてたるみやしわが増えたりもしてしまいます。なので甘いものが
好きな人は、人一倍早く老化が進んでしまう可能性があります。
ちなみに血糖値はどのくらいになったら高いのでしょうか?
・空腹時血糖
食事を抜いて10〜14時間ほどに経った後に測る血糖値
糖尿病型 :126mg/dl 以上
糖尿病予備軍(糖尿病型と正常型の間)
:110mg/dl〜126mg/dl
正常値 :110mg/dl 未満
・随時血糖検査(ブドウ糖負荷試験)
血糖値は変動するから1回の判断では糖尿病と判断されません。
通常の検査で糖尿病型と判断された⼈が最終チェックとして測る数値です。
ブドウ糖が⼊った飲み物を飲んで、そのあとの血糖値がどう変動するか
チェックをします。
通常:インスリンが分泌されることにより血糖値が下がる
異常:インスリンが分泌されずに、そのまま高血糖状態
・・・2時間後に測定
糖尿病型 :200mg/dl 以上
糖尿病予備軍(糖尿病型と正常型の間)
:140mg/dl〜200mg/dl
正常値 :140mg/dl 未満
・HbA1cの数値:正常値:4.3%〜5.8%
② 太る
単純に糖質摂取過多だと太ります。糖質を摂取し血糖値が上がると
血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。このインスリンの働きによって
脂肪細胞に血糖が取り込まれていきます。
インスリンはダイエット成功における【重要なポイント】になりますので
また別の機会で深く話したいところですが、この地点で話をするのであれば
糖質過多になりインスリンが大量に分泌されている状態では、
脂肪燃焼がされにくい身体になってしまうのです。
③ 中毒・依存症になりやすい
・ごはんを食べないと力がでない
・炭水化物抜きでは頭が働かない
・疲れてくると甘いものが食べたくなる
こんな傾向がある人は結構多いのでしょうが、こういう人は糖質依存になっている
可能性が非常に高いです。こちらは自分では気づいていないケースも多いです。
身体にとってよくないと分かっていても糖質を控えるということは
簡単なことではありません。これはお酒やたばこのケースで考えるとよいです。
「お酒(たばこ)を辞めるくらいなら死んだほうがマシだ」
こんなことを言うような人があなたの周りにはいませんか?糖質も一緒なのです。
この域までくると、自分の意志だけで糖質を控えるということは至難の業。
食事も糖質に偏っているので他の栄養素が不足している場合がほとんどです。
エネルギー源が糖質に偏っている状態なので、一層糖質を欲しがってしまうのです。
④ 食品添加物とだいたいセット
これはコーンシロップやブドウ糖加糖液糖に代表されるものです。
食品添加物は糖質と違ってたくさん摂ったところで満腹感が得られないんです。
さらに原価が安いので利用されやすく大量に出回っています。
添加物についても1つの深いテーマなのでこれも別途書いていきたいところです。
いかがでしたでしょうか?
【糖質】というワードは毎日見ると思うんですよね。「糖質オフ」「糖質ゼロ」といったようなワードはCMや広告、スーパーなどでたくさん並んでいます。
各企業は糖質に着目してこれをいかに減らすかという商品を作る等しています。
糖質制限は今はダイエットを越えて1つの定番の健康法になりつつある気がします。
30代になってから糖質制限にチャレンジしてみるのもありですが、過度な糖質制限を急にするのは難しいと思いますので、徐々にできる範囲でやっていくのがお勧めです。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
次回の投稿も楽しみにしていてくださいね^^