ずぼらダイエッター必見!!呼吸するだけで痩せちゃうダイエット!?
おはようございます!ハルキです。
いつもブログを読んで頂きありがとうございます!
今回は【呼吸が何故ダイエットに繋がるのか】について話をします。
「ダイエットを始めよう!」として意識するとしたら【食事】【運動】の2つなんじゃないかなって思うのですが、もし、呼吸を整えるだけでダイエットが加速するとしたらどうですか?嬉しくないですか?
生きるために「呼吸」は必ずしますよね。なので、「呼吸することを頑張る」など考えたこともないはずです。普段あなたがしている呼吸に「ちょっとした意識」を加えることでダイエットに繋がるものがあるので、今回はその話をしていくことにします。
なぜ、呼吸を整えることでダイエットに繋がるのか?
私たちは何をするにしても【エネルギー】が必要ですね。細胞が働くにもエネルギーを使っています。そのエネルギーの原料は食事から摂ります。
細胞が栄養素からエネルギーを作り出す経路は2つはあります。
- 解糖系-酸素を使わない
- ミトコンドリア系-酸素を使う
「解糖系」と「ミトコンドリア系」の2つがあるってことだけまずは覚えておいてください。
でも、なんでわざわざ2つの経路でエネルギーを作らないといけなくなってしまったのでしょうか?これは歴史から紐解いていくことにします。
28億年前の地球は、大気中の酸素濃度は1%もなかったと言われています。私たちの先祖である単細胞生物(原核細胞)は、無酸素の世界で細胞分裂を活発に行うことができる不老不死の解糖系生命体でした。大気中に漂う酸素は猛毒でしかなかったのです。
そして、20億年前に葉緑体が登場します。光合成が行われるようになると、その副産物として【酸素】が発生し、大気中の酸素濃度が2%に上昇します。この頃に、酸素を使ってエネルギーを作るミトコンドリアが登場するのです。
先ほど書いたように、単細胞生物は酸素は猛毒だったので、生き抜くためにも酸素が好きなミトコンドリアと合体することにしたのです。合体することで酸素濃度が上昇し続けても生き残っていったのです。
ミトコンドリアにとってもメリットがなかったわけではなくて、ミトコンドリアは単細胞生物に寄生する際に、細胞分裂を抑制する遺伝子を持ち込みました。これで寄生先の細胞分裂を抑えることで余った栄養を分けてもらい、安定的にエネルギーを産生できるようになったのです。
ただ、酸素嫌いと酸素好きの合体にはすぐにはうまくいかず、落ち着くまでには8億年ほどかかったと言われています。そして、12億年前に、我々の直接の先祖に当たる【真核細胞】が出現します。
というわけで、先祖細胞が生き残りをかけて合体を図った結果、エネルギーを2系統で作るようになったのです。
では、人間のエネルギー生成はどのようになされているでしょうか?これを書いていくことにしますが、3つの場所でエネルギーが生成されています。
① 解糖系-細胞質基質
② クエン酸回路-ミトコンドリア(マトリクス)
③ 電子伝達系-ミトコンドリア(内膜)
手書きで恐縮ですが、ATP(アデノシン三リン酸)というのがエネルギーだと思っていただいて結構です。解糖系というものとミトコンドリアでエネルギーを作る2つがあるということが分かって頂けますでしょうか。
次に、この2つの特徴についてみていきましょう。
〜解糖系エネルギーの特徴〜
- 瞬時に作られ、瞬時にパワーを発揮し、瞬時に消費される。
- ミトコンドリア系の100倍のスピードで作られるエネルギー
- 持続力に欠ける
- 低体温(深部体温で32℃)、低体温という条件下で活発に働く
- エネルギーを作るのは、細胞分裂が盛んな細胞(精子、がん細胞etc...)
例えば、胎児の場合は胎盤内の酸素濃度を母体の1/4まで下げ、低体温状態を作り出して解糖系を活性化し、胎児の細胞分裂を作り出します。
また、オリンピックの競泳種目で話題になったスピード社の水着ですが、身体を締め付ける材質で作られており、身体を圧迫して血流を止めます。そうすると、体内は急速に低酸素状態になり、解糖系が誘導されて筋肉の瞬発力が高まることになるのです。
〜ミトコンドリア系エネルギーの特徴〜
- 十分な酸素と37℃前後の高い体温(深部体温37~39℃)で活性化し、持久力に必要なエネルギーを作ったり、たんぱく質を合成するエネルギーを供給している=酸素が必要
- エネルギーの生成速度は遅いが、1つのグルコース(ブドウ糖)から解糖系の18倍のエネルギーを作り出す。ミトコンドリアがふんだんにエネルギーを補給して持続力を維持することで、安定した生命活動を営むことができる。
- 細胞分裂を行わない細胞に多い-脳の神経細胞、心筋、卵子etc...
呼吸が浅く短いということは、肺の中に酸素を取り入れる量が少ないということです。となると、生命の維持はできても、体内に充分な酸素が巡りにくくなり、エネルギー消費が少なくなってしまいます。その為、体により多くの酸素を取り込める呼吸法を行う事は脂肪燃焼効果を高め、ダイエットに役立つと考えられているのです。
要するに、呼吸を整えることで身体の中に酸素をたくさん入れることができる。その結果エネルギーがたくさん生成され脂肪燃焼効率も上がるのです。
腹式呼吸法について
腹式呼吸は副交感神経を優位にし、リラックス効果をもたらします。また、ストレスを感じた時は、腹式呼吸をして精神を安定させるのも良いでしょう。
- どの体勢でも良いので背筋を伸ばす。 ※腰は反らないように注意する
- 口をすぼめながら、細く長く息を吐ききる。ヘソと背中をくっつけるイメージ。
- 鼻から息を吸い込み、同時にお腹を膨らませる →2と3を繰り返す
ポイントは、これを行う前にはリラックスした状態で、息を吐き出してから行うことです。溜まっているものを吐き出すイメージです。
呼吸を整えることのメリット
・脂肪燃焼効果
腹式呼吸も有酸素運動の1つなので、たくさん酸素を取り入れることで脂肪燃焼が期待できます。
・身体の歪み解消
呼吸を意識することでお腹が鍛えられて、姿勢もよくなって骨盤の歪みを予防することができます。
・血のめぐりが良くなる
正しい呼吸をすることで、血液中の酸素が増えて血行が良くなり、老廃物を排出しやすくなります。
・便秘解消
呼吸によって横隔膜やお腹が動くので、腸など内臓のマッサージにもなります。その結果、消化器官が活発になるので、便秘解消の効果も期待ができます。
いかがでしたでしょうか?
呼吸というのはただ生きるためにするだけではなく、身体の中でエネルギーを生成するためにも必要なものだと捉えて頂くことができれば、この記事を書いてよかったなって思えます。呼吸をしないで生きるということは不可能なので、特に頑張ることもせずちょっとした意識をプラスすることで取り入れることができるのが、呼吸だけで痩せちゃうダイエットなので、日常生活に是非取り入れて頂きたいです!
ここまで読んで頂きありがとうございます!
次回の投稿も楽しみにしていてくださいね!!