はじめてのファスティング【入門編②】〜ファスティングの効果・効能など〜
こんにちは!ハルキです。
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。
今回は前回の投稿の続きです。
今回の投稿を読んで頂けることで、ファスティングの基礎的な知識を学ぶことができます。ただし、非常に長くなりますので数回に分けて投稿する予定です。
- ⾃分の脳⼒を呼び起こしたい⼈
- 夢を叶えたい、⾃分で何か新しいことにチャレンジしたい⼈
- 第⼀線で活躍し続けたい⼈
- ファスティングに興味があったけど、よく分からず躊躇っていた人
などなど、このような考えを持っている方にはファスティングは非常にお勧めしたいです!!!今回はその2回目の話です。
~⾷べるために、⾷べない⽣き⽅~
ファスティング(断食)の話をすると、「何も食べないのはしんどい」とよく言われたりするのですが、全く食べないのとは違います。
〇拒⾷
⾷べられなくなる。もしくは⾷べても全部吐いてしまうという⾏為を繰り返すこと。 ⽣命を脅かす状態になっても、⾷べないことをやめられない場合。
〇断⾷
⽬的は、正しく⾷べることであって、ひたすら⾷べない断⾷とは全く異なります。修⾏とかではありません。
現代は<飽⾷>の時代で街に出たとしても、⾊々な⾷べ物やお店で溢れかえっている時代です。いくら⾷べても、本来の意味での⾷べることにはなっていません。
本来の⾷べる⽬的とは、⽣命を維持することです。⾷べ物から必要な栄養を正しく取り⼊れ、健康に⽣きるために効率よく使うものですが、現代⼈は間違った⾷⽣活をすることによって栄養を吸収・利⽤することが出来ない⾝体になってしまっています。言い方を変えれば「栄養失調状態」と言っても過言ではないでしょう。
では、どうすればいいのかと言いますと、これは 『⾷べない』ことしかないと僕は考えています。断⾷をすることにより、飽⾷時代の栄養失調状態から抜け出し栄養を吸収・利⽤できる⾝体を作ることが大事です。⾷べないことは、本来の意味での⾷べることができる⾝体を作るための不可避のプロセスです。 このまま飽⾷を続けていけば、栄養失調状態は改善されずメタボリックシンドロームの果てに、 気が付いたら⽣活習慣病が待ち受けていることになります。
断⾷をすることによって⾝体を蘇らせたら、⾃然で本当に⾝体の栄養になるものを少なく⾷べていくようにしていく習慣を身に付けていくのです。
WHY Fasting?
⼈間の⾝体は【⽣命を維持する】という⽬的で 消化・吸収・運搬・代謝・排泄というプロセスを絶えず繰り返しています。 これは身体の原理原則といえます。(絶対に変わることのない不変の原理)
これらは⼀連のメカニズムで動き、どの過程に滞りが起こってもうまく機能しません。 このプロセスに⼤きく関わっているものが体内酵素です。(2種類) どちらもビタミンやミネラルの⼒を借りて体内で合成され機能しますが、現代⼈の⾷の在り⽅では、体内酵素の多くを消化酵素に割り当ててしまい、⾝体を機能させるための代謝酵素が⼗分に働いていない⼈が多いです。
- こうした状態が⻑く続くと、どうなってしまうのでしょうか?
- ⾝体に必要なものが作られない
- 毒素が排出されない
- 細胞の再⽣、修復がおぼつかない
- 体調悪化
- ⽼化促進
- 病気になりやすい etc...
体内酵素は、⼀⽣のうちで作られる量が決まっていると⾔われています。消化酵素ばかりを使い続けて代謝酵素をなおざりにしていると問題が起こってくるというのは当然です。体内酵素の⽣産配分のバランスを修正できる⽅法の1つが「⾷べないこと=断⾷」です。 ファスティングを行うことで消化酵素の⽣産量は少なくなり、その分代謝酵素に回すことができます。
断⾷期間中に代謝酵素は働き、⾝体をリセットしてくれます。 特に現代⼈は、悪い⾷事や環境汚染によって多くの有害物質が体内に蓄積しています。 そのせいで、解毒・排泄の仕事を担当している腸や肝臓などの臓器はオーバーワーク気味で疲労困憊の様相を呈しています。 断⾷をすることによってリセットされた内臓は、確実に機能はアップします。 解毒⼒が向上し、栄養素の吸収率も⾼まっていきます。
無駄に消化酵素を使わなくても済み、代謝もスムーズに⾏われるようになります。 意図的に「⾷べない」ということは、ある意味、⼈為的に飢餓的な状況を作り出し本来持つ ⽣体防御システムを稼働しやすいように導く⼿段です。言い方を変えるのであれば、⼈間に本来備わっている【⾃然治癒⼒】を⾝体に思い出させる作業なのです。
断⾷によって現れる効果
<1>リセット効果
① 内臓を休ませる
内臓は栄養の消化・吸収などに休むことなく働き続けています。その臓器を過剰労働に誘っているのが欧⽶型の⾷事と⾷べすぎです。そして、飲みすぎや喫煙などの⽣活習慣の乱れ。 オーバーワークになれば、必然的に臓器は疲弊し本来の機能が低下している可能性が⾼いです。
断⾷を⾏えば、働きづめの内臓は休息を与えられ、炎症や不具合が起こっていればその修復に費やす時間も可能になります。再⽣された内臓はそれぞれの本来の働きを復活させ、 それまでよりも栄養素が良く吸収されるようになるのです。
② 味覚や嗅覚が鋭くなる
素材そのものの味を強く感じ、それを驚くほど美味しいと思えるようになります。 ⾆で嗅覚を司る細胞の修復が⾏われるとともに、味覚を電気信号として脳に伝える神経伝達が円滑になります。
また、味覚だけではなくて視覚や聴覚、嗅覚、触覚を含めた五感全てに対して研ぎ澄まされたような感覚になります。
③ 肺が綺麗になる
都会に暮らしている⼈は特に、⼤気汚染の影響を受けやすいです。 ただ、断⾷をすることによって、こうした害からも⾝を守ってくれます。
呼吸という最も基本的なエネルギー生成活動に活⼒を与え、⼊り込んでくる有害物質をブロック。 肺が綺麗になることは、酸素の供給がスムーズになり、細胞の1つ1つが活気づくことに繋がっていきます。
④ 免疫⼒が上がる
断⾷を⾏って内臓が休まると、⾎液中の⽩⾎球が活性化し、細菌やウイルスによる感染を抑制する効果が期待できます。 消化に回っていた酵素を代謝酵素に使えるようになると、そのエネルギーは<免疫系>と組織再⽣のプロセスに回るようになります。 アレルギーの緩和、病気の治癒速度にも良い影響を与える可能性が⾼いです。
<2>デトックス効果
① 有害物質を排出する
⼈間の⾝体には、本来細胞の働きを阻害する有害物質や、栄養素の消化・吸収を妨げる物質を無毒化して体外に排出するという解毒システムが備わっています。
環境汚染が騒がれると同時に、⼈間の体内汚染もかなりひどい状況と言えます。そして、⽬に⾒えないから気が付かないうちにどんどん悪化してしまっています。
汚染物質は脂肪組織に蓄積されやすい特性があり、神経系、免疫系、内分泌系などに計り知れないほどの悪影響をもたらしています。断⾷で脂肪の燃焼を促すことは最⼤のデトックス効果になります。有害物質と脂肪をどんどん切り離していくチャンスなのです。
② ⼤腸が綺麗になる
⾷べ物の残りかすや⽼廃物は、最終的には⼤腸を通って排出されます。 大腸の環境が整っていないと、⽼廃物や⾷べ物のカスが溜まっていき、さらに便秘などと重なってしまうと、これらが腸壁にこびりついてしまいます。
最低限の⾷べ物しか⾷べない断⾷は、格好の掃除役になります。溜まるものが少なくなると、 腸が動くたびに壁⾯を刺激して肛⾨へと押しやっていきます。悪⽟菌が拡⼤することなく、腸内細菌のバランスも最適な状態になり、綺麗な腸へと変わる原動⼒となります。
③ 肝機能が改善する
肝臓の機能には、アルコール代謝や有害物質の解毒を行うなどがありますが、間違った⾷⽣活を続けている限り、⼤きな負担を抱えていくことは間違いありません。いずれ肝臓の解毒機能がキャパオーバーになってしまいます。
有害物質はどんどん体内に蓄積されていきます。ファスティング中は少なくとも新たな有害物質は⼊ってきませんので、ファスティング後は、より解毒・排泄作業が促進されます。
ただし、肝機能を正常に戻すためには、断⾷後の⾷⽣活の⾒直しが⽋かせないので、これは注意しないといけない点です。
④ 脂肪燃焼
断⾷をすると脂肪燃焼が促進されることで、体重が減る可能性が⾼いです。
断⾷をすることの意義は、体内リセットとデトックスにより、⾃らの脳⼒を⾼めていき、⾝体を休めて修復という作業をメインに⾏うことです。そして、断⾷を⾏うことによって、体内の脂肪酸バランスの改善も期待できます。
細胞膜の柔軟性が復活し、体内の炎症性や⾎栓性が正常に戻れば、現代⼈に⽣じているありとあらゆる健康上のトラブルの前に解決の道がみえてきます。
ファスティングの3つのステップ
一般的なファスティングですと
- 準備期
- 断⾷期
- 回復期
この3つがあると言われています。もし、1週間のファスティングであれば
- 準備期:2⽇
- 断⾷期:3⽇
- 回復期:2⽇以上
が基本となります。ファスティングは断⾷期の前後の期間も含めてのトータルパッケージのプログラムであり、特に、断⾷期を⻑くすればするほど、前後の期間が⾮常に重要になってきます。
準備期
断⾷期を向かるためのウォーミングアップ。ファスティングの効果をより⾼めるために、体内環境を整え万全の状態で臨むための期間。⾁や揚げ物は普段以上に摂取を控えるようにしましょう。
▶マゴワヤサシイ⾷
健康の維持増進に理想的な⾷材の語呂合わせをしたもの。
- マ:⾖類、納⾖や⾖腐などの⼤⾖加⼯品
- ゴ:ゴマやナッツなどの種実類
- ワ:わかめや昆布などの海藻類
- ヤ:野菜類
- サ:⿂(特に⼩型の⻘背⾻類)
- シ:しいたけやなめこなどのキノコ類
- イ:じゃがいも、さつまいもなどのイモ類
これら7種類の⾷材を毎⽇の⾷事の中で満遍なく摂っていくのが理想で、1⾷、あるいは1⽇で全種類を摂ることが難しかったとしても週間単位で漏れのないように摂れるようにできると良いです。
⽔は良質なものを1⽇2リットルを⽬安にしましょう。⾝体の脂肪酸のバランスを整えるために、オメガ3が含まれている油 (ex.荏胡⿇油、亜⿇仁油)を毎⽇⼤さじ1~2杯摂ることを推奨いたします。
断⾷期開始の前⽇は、夜8時までには⾷事を終えるようにしましょう。
【断⾷期】
当⽇起きてまずやることは、良質なお⽔を200ml~400ml飲むことからです。⽔は代謝酵素が働くためになくてはならない存在で、基本的にはファスティングに使うものとドリンク以外は何も摂取しないようにしましょう。
⼀⼝にファスティングと⾔っても⾊々なやり⽅があります。
ただ、間違いなく⾔えることは、【品質】にはこだわるべきです。ファスティング中は⾝体にとってはストレスがかかっている状態です。ストレスを感じてしまうと、余計に栄養素を消費してしまうのでいつも以上に栄養を補給することを意識すべきです。
【回復期】
断⾷期が終了したら、回復期に⼊ります。通常の⾷事に戻していく期間で、そのペースは あくまでゆっくりが原則です。回復⾷で最初に⼝にするのは、柔らかく炊いた味付けなしのお粥からがベストです。徐々に普段の⾷事に戻していきますが、基本的には「マゴワヤサシイ」⾷事を中⼼に摂取しましょう。
好転反応
好転反応とは、体が良い状態に戻るときに起こる体の反応のこと。英語では「クレンジング・リアクション(浄化作⽤)」といって、体がキレイになっている証拠。 体のデトックスが進んでいるときに起きる症状なので、そこまで大きな心配はありません。
なぜ、好転反応が起きるのかというと、 体がデトックスしているからなのです。 体に溜まった「毒素」と総称しているもの、例えば、⽼廃物、化学物質などそういったものが体からはがれ、⾎液に乗って体から排出されていきます。その過程において、⼀時的に体に悪い物質が体の中を巡ってしまうために起きてしまいます。
- ファスティングが失敗だったのかしら
- 私の体に合わなかったのかな
- このまま体調不良が続いたらどうしよう
こんな不安な気持ちになるかもしれないですが、デトックスが効果的に⾏われていると、好転反応が起きる可能性はあります。
好転反応が出やすい⼈は、不摂⽣な⽣活を送っている⼈です。 それだけ体に毒素が溜まっているということだから、それらを全部排出しようと思えば それだけの量の毒素が体を巡ることになるのです。
(毒素が溜まりやすい習慣)
- 睡眠不⾜、運動不⾜で⾎の巡りが悪くなっている
- コンビニ弁当や冷凍⾷品などの加⼯⾷品を毎⽇⾷べる
- ⾁や油の多い⾷事を好む
- 便秘がちである
(好転反応の代表的な症状)
- 軟便や下痢、便秘
- ⻩⾊や茶⾊い尿
- 頭痛や腰の痛み、関節の痛み、古傷の痛み
- 吐き気 ・倦怠感、集中⼒の低下
- 熱っぽさ、微熱、寒気
- 吹き出物、ニキビ、乾燥肌
- 喉が腫れる、⿐⽔やたんが多くなる
- 体臭や⼝臭が変わる
好転反応が⾟いときは、 デトックスを促進させて、早く体から毒素を抜くことです。 ⽔を⼤量に飲んで排尿や排泄を促したり、お⾵呂に⼊って体を温めることで⾎流を良くしたりして、体の毒素を外へ排出することを意識するのが良いです。
いかがでしたでしょうか?
『空腹に耐えることができるだろうか?』
ファスティングに初めて挑戦するときは、こんな不安もあるかもしれません。 実際に、1⽇⽬の夜から2⽇⽬にかけては、⼝寂しさや⾷事の時間がないというある種の喪失感があるかもしれないです。 でも、その⼭を越えるあたりからは不思議とそういった感覚はなくなります。 ファスティング中は、⾝体がだるいと感じたり、無性に眠くなったりと集中⼒が落ちたりすることが あるのですが、体内の修復作業が進んでいる証です。
ファスティング中は、⾷べたものの消化に膨⼤なエネルギーや酵素を使わなくても済む 絶好の機会なので、興味を持った方は是非チャレンジしてみてください⭐️
ここまで読んで頂きありがとうございます!
次の投稿も楽しみにしていてくださいね〜!